2012年 09月 08日
『永遠の0』
『永遠の0』という本をパパさんに薦められて読んだ。
第二次世界大戦の日本の海軍航空隊の零戦搭乗員・宮部久蔵の生きざまと大空に散った特攻隊員たちの物語。
生還した戦闘機搭乗員たちから語られる戦争の悲しみや苦しみ。日本がなすすべもなく敗戦への道を突き進んでいく虚しさが、リアルに描かれている。
映画もドラマも戦争ものは切なすぎて苦手なんだけど、この本は読み始めたら止まらなかった。
戦争を知らない私には、愛国心という言葉で覆われた時代の真実も、鬼気迫る空中戦も、読んでも読んでもなぜかリアリティーが感じられなかった。あまりの理不尽さに、その時代に生まれてなくて良かった~と考えるだけで正直いっぱいいっぱいだった。
あのカミカゼ特攻隊もアメリカの圧倒的な軍事力によって突入前にほとんど打ち落とされていたとか、人間魚雷や人間爆弾のくだりなんて、子を持つ母として、日本軍司令部の人命軽視の方針に腹が立って仕方なかった。
いま、この平和な現代は、あの時代の何千人何万人という犠牲と悲しみの上に成り立っているんだとあらためて考えさせられた。いつの時代も生きることは楽ではないけど、少なくとも今は生きることに誰の許しもいらない時代。自分では一日一日精一杯生きてるつもりだけど、精一杯がなんなのかが根本的にわかってない気もする。自分が生かされている意味を探し続けなくては。
『永遠の0』 講談社
百瀬尚樹 著
来春映画化
第二次世界大戦の日本の海軍航空隊の零戦搭乗員・宮部久蔵の生きざまと大空に散った特攻隊員たちの物語。
生還した戦闘機搭乗員たちから語られる戦争の悲しみや苦しみ。日本がなすすべもなく敗戦への道を突き進んでいく虚しさが、リアルに描かれている。
映画もドラマも戦争ものは切なすぎて苦手なんだけど、この本は読み始めたら止まらなかった。
戦争を知らない私には、愛国心という言葉で覆われた時代の真実も、鬼気迫る空中戦も、読んでも読んでもなぜかリアリティーが感じられなかった。あまりの理不尽さに、その時代に生まれてなくて良かった~と考えるだけで正直いっぱいいっぱいだった。
あのカミカゼ特攻隊もアメリカの圧倒的な軍事力によって突入前にほとんど打ち落とされていたとか、人間魚雷や人間爆弾のくだりなんて、子を持つ母として、日本軍司令部の人命軽視の方針に腹が立って仕方なかった。
いま、この平和な現代は、あの時代の何千人何万人という犠牲と悲しみの上に成り立っているんだとあらためて考えさせられた。いつの時代も生きることは楽ではないけど、少なくとも今は生きることに誰の許しもいらない時代。自分では一日一日精一杯生きてるつもりだけど、精一杯がなんなのかが根本的にわかってない気もする。自分が生かされている意味を探し続けなくては。
『永遠の0』 講談社
百瀬尚樹 著
来春映画化
by yukke572
| 2012-09-08 14:41
| book